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寒い環境でもしっかり発熱!ハクキンカイロの使い方

ハクキンカイロが暖かくなる仕組みは?

ハクキンカイロは使い捨てカイロと違い、Zippoライターのように金属でできている携帯暖房器具です。上部のフタを外すと、ベンジンを入れる火口が露わになります。この火口をタンクから取り外して、中に入っている圧縮脱脂綿にベンジンを注入してしっかりと染み込ませます。
ベンジンによるプラチナ触媒反応によって燃焼を起こし、カイロとしてその熱を利用するという仕組みです。プラチナ触媒を用いらない場合は、25mlのベンジンが数分で燃え尽きてしまいますが、プラチナ触媒によって24時間もの暖かさを持続することができるのです。

ハクキンカイロを使うための準備って?

ハクキンカイロを使う時は、以下のような道具を用意してください。

・ハクキンカイロ
・燃料となるベンジン(カイロ専用のものが望ましいです)
・注油カップ
・マッチやライター

これだけ並べると、おいおい大変なのでは?と思うかもしれませんが、本当に簡単です。Zippoライターはハクキンカイロと燃料が同じである上に、着火に使えるため非常に便利です。ベンジンがこぼれても問題がないように、汚れても良い布を一枚用意しましょう。

1.カイロのフタを外して、火口とタンクに分けます。

2.タンク部分に注油カップを取り付けます。
3.こぼれないようにタンクにベンジンを注ぎましょう。6mlで6時間、12.5mlで12時間、25mlで24時間暖かさが持続するので、使いたい時間分だけベンジンを入れてください。

4.注油カップをゆっくりと回転させて、タンクに燃料を落としましょう。火の気のないところで作業をしてください。5.注ぎ終わったらタンクを逆さまにして余計な燃料を出しましょう。その後、タンクに火口をつければ準備の完了です。

ハクキンカイロはどうやって使うの?

燃料を入れたハクキンカイロは、火口の触媒部分にライターやマッチの火を近づけて着火しましょう。きちんと着火ができると、火口部分が赤く光っている様子を見ることができます。もしわかりにくい場合は、火口に手を近づけた時に暖かさを感じれば反応が始まっていると判断が可能です。反応が強くなると、あっという間に持てなくなるくらい熱くなるので、すぐに専用のケースに入れましょう。

こぼれたベンジンはあらかじめ拭き取っておくなどして、火をつける時に発火してしまわないよう気を付けてください。燃料を注ぐ際は、火の気のないところで行いましょう。

これで、寒い冬山でもしっかりと発熱するハクキンカイロの完成。
ぜひ、ハクキンカイロを使って冬のアウトドアを楽しみましょう。

※2024年8月YAMAGATA BASE HPからの移管分