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登りたい山はどこ?まずは想像力をはたらかせて、登る山を選びます。

登山の朝は早い

登山計画の立て方は、登山計画書などの雛形にそって計画すれば良いでしょう。書籍やネットなどに雛形がありますので参考にしてみましょう。内容的は、登る山名、予定コースタイム、参加者(緊急連絡先や住所、血液型など)、必要な持ち物などを計画書として作成すれば、持ち物のチェックにもなります。

登山では早朝に出発にして、午後3時から遅くとも午後5時までにはその日の行程を終了するのが基本です。山の天気は変わりやすく、天候が安定している朝に行動するのが安全だからです。少なくとも暗くなる前には必ず登山行程が終了するように、余裕を持った計画を立てる必要があります。無理の無い、登山パーティーの体力に合わせた行程を組みましょう。登山前日は、しっかりと睡眠を取り翌日に備えておくことも大事です。

自分の体力を知り、山を選ぶ

目的の山やコースの決め方は、基本的には自分や一緒に登る人の体力や経験を考慮して決めましょう。行きたい山が決まったら、その山が紹介されている書籍が販売されています。初級者向きや上級者向きなどの解説が掲載されていますので、自分に適合しているか確認してみましょう。

初心者の方は初めは無理のない山で経験を積んでから、徐々に難易度の高い山に挑戦がおすすめです。コース設定はコースタイムや岩場の有無や勾配なども考慮に入れて自分の身の丈に合ったコースを選びことをお勧めします。休憩時間や昼食の時間も考慮に入れておきましょう。
山登りの目的は自分の行きたい山に登ることですから、自分が行きたい山があれば、それに向けて体力作り、経験を積んで目指すことがまた、大きな楽しみになりますので、長期的な登山計画も立ててみましょう。それもまた、登山の醍醐味ですね!

山の標高差は大事

登山では気になるのが高山病や急な勾配を上り下りする体力の有無です。山県市にある舟伏山、釜ヶ谷山、相戸岳は600から1000メートル級の山ですので、それほど高山病の影響を気にする必要はありません。

一般的に、標高が2000メートルを超えてくると少しづつ影響が出てくる人もいます。(個人差はかなりありますが)ただ、急な坂道や滑りやすい登山道もありますので、注意は必要です。急な坂道では一歩ずつゆっくりと息が上がらないように歩くと良いでしょう。
山によっては一気に2000メートルくらいケーブルカーで上がる場合もあります。そのような時はケーブルカー駅で少し休憩して身体を高所に順応させてからゆっくりと登りましょう。水分もたくさん摂るようにします。

また、標高が100メートル上がると、約0.6℃下がりますので、服装も標高を考慮して準備しましょう。1000メートルですと6℃下がることになりますね。もう一つ大事なのは、風対策です。風速1メートルにつき体感温度が1℃下がると言われています。特に稜線では風が強い場合がありますので、天気予報にも十分気を配っておきましょう。雨などの日は特に寒く感じますので特に注意が必要です。場合によっては天候が崩れそうな時は、撤退も考えておきましょう。

※2024年8月YAMAGATA BASE HPからの移管分