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岐阜県山県市で活躍する人々のストーリーをお届けします。
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#住職

誰でも気軽に来られるお寺に/東光寺住職 彦坂怜宗さん

「ご縁があった場所は運命の場所?! 室町時代後期からある臨済宗妙心寺派のお寺「東光寺」。1500年頃、この土地を持つ華翁頼舜が嵐の夜に池から龍が天に昇って行くのを見たことを和尚に相談したところ、「龍が昇るのは聖なる場所。お寺を建てなさい」と言われ、2年かけて建立したと言われています。それから500年以上が経ち、現在は27代目住職である彦坂怜宗さんがこのお寺を次世代へ繋げようとしています。 東光寺は、妙心寺派のなかで一番位が高いお寺ということもあり、住職になるにはいくつかの条

歴史の息吹を感じ自然を畏怖し、慈しむ/ご住職 土岐邦彦さん

重厚な風格のある山門山県市の大桑には天文16(1547)年まで大桑城が存在し、土岐頼芸やその兄である土岐頼武とその子である土岐頼純の居城でした。その大桑城があった山は現在では古城山と呼ばれています。瑞応山南泉寺(臨済宗妙心寺派の寺院/美濃新四国霊場第六十九番札所)は、大桑城の「南の第」と呼ばれた土岐氏の邸宅跡に建てられた寺院で仁岫宗寿とその弟子の快川紹喜を開山とするお寺として知られています。 正門には重厚な風格のある竜宮門、その先にもう一つ総門があり、門をくぐるとその先に本