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岐阜県山県市で活躍する人々のストーリーをお届けします。
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#伝統

美山地区神崎でつなぐ雨乞い太鼓 / 保存会 臼田廣一さん

和太鼓が鳴り響く北山ふるさと祭りドンドンドン!!山県市の、美山地域神崎地区の公民館から和太鼓が響きます。太鼓は、雨乞いをはじめることを村人に知らせる呼びかけの合図。横笛や鐘の音を鳴らしながら、北山雨乞い太鼓と雨乞い踊りの練習がはじまります。岐阜県山県市の重要無形民族文化財に、指定されている北山雨乞い太鼓・雨乞い踊りを未来につないでいくために、大切に守っている保存会があります。 現在、保存会には20名ほどのみなさんが参加しており、それぞれ、笛や太鼓をあやつります。メンバーには

山県市で暮らす無鑑査刀匠 尾川兼國さん

「始めは炭切りから」山県市の住宅地の中に、無鑑査刀匠 尾川兼國(おがわかねくに/本名:尾川光敏)さんのご自宅兼仕事場があります。「無鑑査」とは現代刀職展(旧新作名刀展)という刀鍛冶が競う展覧会に出品した作品の数々において、別格の腕前を認められた称号であり、刀鍛冶における最高クラスの資格のことです。1958年(昭和33年)に初の取得者が出てから、2017年(平成29年)までの間に「無鑑査」資格を取得した刀匠は、わずか37人という狭き門となっています。 尾川兼國さんが、刀鍛冶の