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STORY

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岐阜県山県市で活躍する人々のストーリーをお届けします。
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#楽器

ゆっくりと、しかし後戻りせず、信じる道を行く/川田マンドリン工房 川田 一夫さん

雷に打たれたよう」人生を決めた瞬間山県市で生まれ育った川田さん。野山で遊びながら自然に囲まれて育ち、木を削ったり彫ったりする工作が大好き。高校時代は自分でギターを作って弾くほど、ものづくりは生活の一部でした。その後、岐阜大学へ進学しマンドリンクラブに入部しますが、ここでハマったのは演奏よりむしろ「楽器作り」。折しも東京でギター製作家が弟子を募集していると聞き、いてもたってもいられなくなったそう。「雷に打たれたみたいだった。生きる道が見つかったと思いましたよ」。両親の大反対を押

自分を信じて「音色」と「形状」をひとつに/Kazu Guitar Village 長屋一成さん

身近にあった木工とギターの存在「父も兄も大工なんです。亡き父、今は兄の作業場を間借りしてるんです」と話すのは、山県市相戸の緑豊かな山合の麓にあるKazu Guitar Villageの長屋一成さん。ギター製作を全て一人で行なうマスタークラフトマンです。長屋さんはこれまで、国内外の有名ミュージシャンのギターを製作してきた卓越した腕を持ちます。 長屋さんは山県市で生まれ中学、高校生の時から音楽が好きでバンドを組んで演奏をしていました。いつしか、大工だったお父さんの仕事場で、自分