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岐阜県山県市で活躍する人々のストーリーをお届けします。
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#伊自良大実柿

伊自良大実柿の存在、そして柿渋文化とは!/加藤慶さん

柿渋を守っていきたい!山県市地域おこし協力隊として愛知県尾張旭市から移住してきた加藤慶さん。以前はIT関係の仕事をしていましたが、「何かを形として残すことがしたい」という想いが強くなり、山県市地域おこし協力隊に志願しました。任期を満了した現在は、柿渋商品の製造・販売と合わせて、柿渋染め体験ができる「柿BUSHI」を運営しています。 山県市伊自良地区では、冬になると家の軒下に干し柿が吊るされます。伊自良大実柿(いじらおおみがき)という渋柿でつくる干し柿は「連柿」と呼ばれ、皮を

人の手が作り出す、人にやさしい柿むきのカンナ/梅田弘司さん

伊自良地区の干し柿作り山県市伊自良地域の平井地区には市の名産品にもなっている、伊自良大実柿(伊自良地域北部にしか存在しない岐阜県飛騨・美濃伝統野菜の一つ)という渋柿で作る連柿(干し柿)があります。連柿のもとになる、伊自良大実柿は11月上旬から中旬ごろ収穫をむかえます。 伊自良大実柿は小ぶりな柿で細長くずんぐりとしているので、皮をむく作業が大変です。毎年、各農家が一晩で400~500個の皮をむくので、気が遠くなります。そんな渋柿の皮をむくのに欠かせないのが、柿をむくカンナです